ミスをなくすにはワーキングメモリ(脳のメモ帳)の無駄遣いをなくすことが大事!
おはようございます。
仕事がら数字のちょっとしたミスとか、小さなミスであってもなかなか許されない立場、職務内容になってきていて、どうしたらミスを減らすことができるのかを、学びたいなぁと思って、「仕事のミスが絶対になくなる頭の使い方」という本を手に取ってみました。
本書では、メモリーミス、アテンションミス、コミュニケーションミス、ジャッジメントミスとか様々なミスを取り上げていましたが、私として、特に知りたかったのがアテンションミスです。
今日はこれについてまとめていきたいなと思います。
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アテンションミスとは
文章の誤字脱字、メールの送信先の間違え、数字のけた間違い、相手の話を聞いていない、注意散漫で仕事が進まない、、、といったことによるミスです。
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まずはどうしてミスが起きるのかを知る
人はちゃんと見ているようで見ていない。
世界を見ているのは目ではなく脳なのです。これは違う本で読んだ内容なので、ここに書くのは違うかもしれません。ですが書きます。
人は目で見たものを正確に捉えようとすると、目から情報を脳に入る時間、それを処理する時間とを入れると一秒に近い結構な時間がかかります。
それではいざ危険な状態になったときに対応できません。スポーツの世界でも、卓球とかテニスとか様々なスポーツでそのような動きでは対応できません。
そこで目から入ってきた情報をとらえることもそうなのですが、脳の中で世界はこうなると、予測をします。それを目から入ってきた情報により修正します。
こういった流れで物事を見ています。ですから、必ずと言っていいほど、見ている世界と、本当の世界にはずれが生じます。
これは仕方がないことです。脳の構造上やむをえません。
またPCでもそうですが、たくさんの仕事を抱え、同時に処理しようとすると効率が落ちます。PCでいうメモリにあたるものが、人間でいうワーキングメモリであるとこの本では書いていて、このワーキングメモリがいっぱいになってくると人はミスをしやすくなるともいえます。
このメモリ自体は個人差はありますが、7±2前後だと言われていて、基本的には鍛えることはできません。ですが、トレーニングによってこのメモリに与える負荷を少なくすることで、結果としてメモリを増やすのと同じ効果を得ることはできます。
新しい職場で、職場の人の名前もわからない、取引先も分からない状況だと、どうしてもたくさんのメモリの容量をつかってしまいますが、職場や取引先のこともわかってくるとそれだけで使用するメモリを少なくすることができます。
不安や心配が注意を奪っている
これらはどんどん心の中でどんどん増幅し、私たちのメモリを奪っていきます
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アテンションミスの基本対策
①作業になれること
これを言ったら元も子もないかもしれませんが、作業そのものになれてしまえばそれだけで使用するメモリを減らすことができます。無駄な動きもなくなりますので、その分間違いなどに気が付けるだけのメモリの余裕がうまれます。
②見直す癖をつける
③チェックリスト・TO DOリストを活用する
④すぐやる!
これは個人的にかなり重要だなと感じます。すぐやることで覚えておく必要がなくなります。すぐやれないと、どんどんやらなければならないことが増え、パンクしていきます。少しやってまた時間がたってから作業すると、どこまでやればいいのか、とか思い出す時間も必要になりますし、とにかく時間が無駄にかかる。
でもこれってまわりの協力も必要で、そんなに急いでやらなくてもいいじゃん。といった感じで決断すべきタイミングで動いてくれません。そうやって頭の片隅に残したまま他の作業をしなければいけなくなります。
これはね、結構負荷がかかります。作業量が大したことがなければいいのだけれども、忙しくなると大変。だからこそ、すぐにやる。周囲を巻き込んですぐやる。
一番大事なことかもしれないなと思いました。
⑤未完了事項を完了させる
すぐやる、ということとほとんど同じです。中途半端なものがあると、頭の片隅に残り、覚えておかなければならないので作業効率が悪くなります。
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マルチタスクかシングルタスクか
これについて、人は結局一つのことしかできないので、シングルタスクを切り替えてやっていき、マルチタスクにしているのだと思われます。
一つの作業をしてから、その後時間のかかるものやメールの返信待ちとか相手がいるものについては、先にやるとか考えながら、仕事の手順をしていけばよいのかなと思います。
しかし、シングルタスクの切り替え時には必ずロスが発生するので、一つの仕事を終わらせてから、またほかの仕事をしていくといったやり方の方が良いのではないかと考えます。
一つのことに集中して作業するためには、そのこと以外のことは忘れるとか、気にしなくていい状態を作ることが有効ですので、メモ帳を活用してTO DOリストをつくるとか、工夫しながら、自分にとってこれがいいというものをこれから探っていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた。