ずるい傾聴術
おはようございます。
中村淳彦さんの「ずるい傾聴術」という本を読んだので、少し書いていきます。
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この中村淳彦さんという方は、どんな方なのか。
ノンフィクションライターで、AV女優や風俗、介護などの現場でフィールドワークを行い、貧困化する日本の現実を可視化するために、傾聴・執筆を続けている。
「東京貧困女子」(本屋大賞ノンフィクション本大賞にノミネート)、「名前のない女たち」、「新型コロナと貧困女子」、「日本の貧困女子」著書多数。
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感想
本の内容としては、テクニック的なこと、心構え的なことを書いてあって、さらりと読めましたし、わかりやすい。
中村淳彦さんが書いてなかったら読んでなかった本ではあった。
色々書いてあったけど、ついつい話が楽しくなってくると、自分も話したくなってしまうんだけど、会話泥棒とかになりがちなんだけど、できる限り、聞いていくということに労力を使っていきたいなと思った。
大体多くの人が、自分の話を聞いてもらいたいんだということを、よく理解させてくれる本で、自分の話をよく聞いてくれる人が、やはり好かれる。こういう部分はあるんだろうなと感じた。
自分の話は2,相手の話は8くらいの割合を心がけていこうかなぁと思った。
椅子の座り方っていうのも、なんか自分自身は真正面に座って離さないと失礼な気がしていたんだけど、やっぱり正面に座って、あるいは立って話すのって話しにくいよね。っていうのはみんなそうだったのかと、知れて気が楽になった。
自分が感じるようなことは他人も感じるんだな笑 と思った。
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一方で、本の中でも書いてあったけど、老害と呼ばれるような人とか、自分にメリットがない人には、この傾聴術は使うな、疲れるから、といったことが書いてあって、ここまでハッキリというと気持ちいいとまで思った。言い回しとかは若干違うかもしれないけど、確かに、老害みたいな人を話を聞いて、うんうんうんと共感なんかしたら、この人とは話せるとなって、どんどんこちらの時間が奪われる、労力をとられる、搾取されてしまうなということを、職場などで関わっている人たちを思い出しながら納得した。
自分の大切な人、仕事でメリットがあると思う時だけで、良いのかと思うと、気が楽。
人間そのものを変えると思うと、誰にでも平等に、接しなきゃならないとか思うと、しんどい。
人付き合いのスタンスとして気が楽になった感じがする。
なんとなくだけど。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた。