くりりんのブログ

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ニュータイプの時代

おはようございます。

今日は、「ニュータイプの時代」という本を読んで感じたことを書いていきます。

この本は山口周さんという方が書かれています。

 

この本では、20世紀の後半から21世紀の初頭にかけて高く評価されてきた、従順で論理的で、勤勉で、責任感の強い、優秀な人材を「オールドタイプ」として、急速に価値を失っていくとあります。

一方で、自由で直感的で、わがままで、好奇心の強い人材を「ニュータイプ」として、今後は大きな価値を生み出し、評価され、本質的な意味での豊かな人生を送ることになるでしょうとあります。

 

この本を読んでいていくつか、本当にそうだなぁとか、これは私自身改めなければとおもったことを今回は書いていきたいと思います。

 

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ニュータイプは、問題を探し、見出し、提起するとありました。これがニュータイプなのか、さすがに当たり前の重要なことのように感じました。

私自身、大学に進学していく中で、これはすごく感じたのを思い出しました。

高校の授業までは、いかに正確に早く問題を解くかが基本的に重要課題でありましたが、大学に入った途端、問題を早く解くということより、いかに問いを立てるか、そこが重要であるということを感じさせられました。

それが自分の研究課題になるわけですし、私自身上手く対応することができませんでした。

今の仕事は、電車運転士ということで、オールドタイプの仕事の仕方である、問題が与えられるのを待ち、正解を出す、そういう仕事の仕方をしています。

やはりこれでは、使われるだけですし、代替のきかない人間になることはできません。

いかに問いを立てるのか、問題を探すことが重要で、そのためには、直感とか好奇心というものが非常に重要です。

私の所属している会社では、組織の硬直化が激しいというか、風習・慣習というものに縛られ、なぜその慣習があるのか、今その慣習は必要あるのか、そんなことを考えることは一切ありません。ルールが時代に合わなくなってきているのであれば、変えればいいのに、ただそのルールを守ることだけに力を使う人が多いこと、多いこと。

疑問を持つとか、問題を探すことを心がけていかないといけないよな。これはいつも考えていないとできません。

問題を発見するということが必要な力だなぁと感じました。

 

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顧客に提供する価値の市場

役に立つ・立たない。意味がある・ない。これを掛け合わせた四つの市場があるとしています。

役に立つし、意味がある(ベンツやBMW)。役に立つけど、意味がない(例:はさみ。ホチキス等)。役に立たないけど意味がある(例:ランボルギーニ、タバコ)。

役に立たないし、意味もない。こんな感じに分けています。

文字だとわかりずらくなってしまいますが、そんな感じに分けています。

 

まず役に立つということはどういうことか。

マーケティング的な言葉で言うと機能的便益という言葉に言い換えられます。

はさみとか、ホッチキスとか車とか機能的なものを提供できるということが、役に立つということだといえます。

 

一方で、意味があるとはどういうことか。

情緒的便益の有無とか、自己実現的便益の有無といういい方がされています。

車で言うと、例えばランボルギーニなんかがそれにあたるとか。

確かに制限速度もありますし、そこまで早い車は実際問題役に立つとは言えません。駐車もしずらいですし。だけどランボルギーニに乗るというそのものに非常に大きな意味があるのではないでしょうか。

またタバコで例えてると、

ある銘柄が持つ固有のストーリーや意味は他の銘柄では代替できません。マールボロを愛飲している人にとってマールボロという銘柄は大体不可能ですし、セブンスターを愛飲している人にとってセブンスターという銘柄は代替不可能です。

人が感じるストーリーや意味は多様なので、銘柄もまた多様になる。だから、コンビニに行ってもはさみやホチキスは1種類程度しか取り扱っていないのに、タバコは100種類以上取り揃えているのでしょう。

 

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全ての企業は「役に立つ」か「意味がある」という市場で独自のポジションを築いていくかという選択

役に立つという市場で戦うと、勝者が総取りしていく。確かにそうだよな。

勝者となるのはほんの一握りで残りのほとんどが敗者になる。

そして価格競争になり、収益率も減っていく。

これはかなり厳しい戦いだなと感じました。

この辺の内容は本でも詳しく書いていますし、ぜひ読んでもらうといいのではないかと強く思います。

 

意味があるという市場に参戦するためには、意味とかストーリーといったものが重要になります。

どうしたら、意味を生み出せるのか、それは。。。

自分なりに試行錯誤していくしかないようですね。自分の仕事でももう少し考えていきたいな。まだちょっと答えは出ていない。

 

 

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感想

ニュータイプの時代という本はすごく納得感のある本で、考え方の幅を広げるには良い本だなぁと感じました。

私自身、結構仕事の仕方とか、考え方とか、人と少し違うのかなと違和感を感じることが多いです。だけど、この本を読んで私は少しニュータイプ側の人間なのかとプラスに考えられることができて、少し嬉しかった。

結構ね。従来通り、変わりたくない人って本当に多いんですよね。

世の中が変わっているのに、変わらなくていいわけがない。

色々変えていくために、覚悟を持っていかなくてはならないです。私も覚悟をもって仕事に取り組んでいきたいと思います。

もう少し、自分の直観力も信じていく。失敗してもいいから試行錯誤の数を増やしていく。この辺を自分の課題として取り組んでいきたいです。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

それではまた。