くりりんのブログ

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手には不思議な力が宿る!

おはようございます。

 

今日はヒトの手が持つ不思議な力についてです。

 

「手の治癒力」という本を読んで、特に強く頭に残したいなと思ったことや感じたことを書いていきたいと思います。

 

 

 

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手の力に興味を持ったきっかけ

つい先日、私の息子が机に頭をうって、痛がっていました。そのとき、私のところに来て、頭をなでなでしてほしいと言ってくるのです。かわいいなぁと思ってその少し赤くはれた頭を私の手でなでなで、していました。確かに痛いところを自分でさすったり、他人にさすってもらったりすると、なんだか痛みが和らぐような感じはするなぁとは実感としてはあります。

「手」には痛みを和らげる力があるし、なにか強力な絆を生む力があるように感じます。これって何なんだろうなぁという不思議だなぁ、凄いなぁと思うようになりました。

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ここからは本を読んで特に関心を持ったこと、考えたことをつらつらと書いていきます。

 

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手に宿る不思議な力

辛いとき、悲しいとき、傷ついたとき、大切な人がそばにいて、そっと肩を抱いてくれただけで、救われたりしますよね。どんなことで悩んでいるのかには関係なく、まずは相手の心に寄り添い、そのままの相手を受け入れます。そんなときに、ただ、あなたと一緒にいるよ、一人じゃないよと伝えることが、何よりの心の支えになります。そんな不思議な力が人の手にはあるのです。

 

手で触れることで、癒しを与えたり、絆を強くすること、これらが手に宿る不思議な力であり、時には本当に心身の不調を「手」により治すことができます。

 

 

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触れるものの「柔らかさ」と「滑らかさ」が肌触りを決める

シルク素材などに触れると、うっとりしたり気持ちいいなと感じたりするかと思います。それは肌触りが快適な気分にさせてくれるからです。本によると、このような気持ちよさを決めるのは触れるものの「柔らかさ」と「滑らかさ」という二つの物理的な性質であることがわかっているそうです。「べとべと」とするものは、皮膚を損傷させる危険があるため、長い進化の中で嫌われる感覚となったようです。

 

これは、人に触れる時も同じで、赤ちゃんのすべすべとした柔肌に触れると、気持ちよく感じるかと思います。しかし、ただやみくもに触れても気持ちよさは感じられません。気持ちよさを感じる触れ方の法則があるとのことです。

 

それは、素材の物理的な性質だけではなく、触れるスピードが大切であるとのことでした。これは私自身考えたこともないですし、意外でした。なんでも、研究の結果によると、1秒間に5cm前後(10cm以下)の速度で触れる時に、「C触覚繊維」と言われる神経線維が反応するとのことです。

 

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手には不思議な力がちゃんとあるんだ!

このC触覚繊維から脳へとゆっくりした速度で届き、呼吸や血圧など生きるのに必要な部分を司る脳幹や、感情にかかわる偏桃体、自律神経やホルモンの調節を司る視床下部、情動や空間内で自分の体がどのように位置しているのかの知覚を感じ、自己の意識とも深くかかわっている島皮質、意思決定や感覚の統合をする役割をしている眼窩前頭皮質など広い範囲に届くとのことです。

 

このような脳部位を刺激することで、体全体の体温や免疫力、血糖などすべてを一定の範囲内に保つ機能やストレスを受けたときに生じる体の変化をもとに戻す機能を一定に保つ働きをしているのです。

 

つまり、

手を触れることで、C接触繊維を反応させ、脳に影響を与えているのです。

手に宿る不思議な力というものは本当に存在してるんです。気のせいではなかったんです。

 

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触れられることでオキシトシンが増加

まずオキシトシンとは、、、

 「脳の視床下部から分泌されます。 赤ちゃんはもちろん、ママやパパにも分泌されます。 愛情ホルモン、幸せホルモン、絆ホルモンとも呼ばれます。 情緒を安定させるなどの効果をもたらします。」とのことです。(Google先生より)

オキシトシンが分泌されると、ストレスホルモンであるコルチゾールを減らす効果もあります。

 

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抱きしめるとオキシトシンが分泌

話をするといったコミュニケーションをとるよりも抱きしめることでオキシトシンが分泌されるということがわかっています。(米ウィスコンシン大学の研究等)

親子でも夫婦でも絆を強めたいとしたら、5分程度の触れ合いやマッサージを、1日に数回繰り返すことが大事だとのことでした。

 

ただし、男性は男性ホルモンのテストステロンがオキシトシンの効果を減らしてしまう(女性ホルモンのエストロゲンはオキシトシンの効果を倍増させる)ので、女性の2倍から3倍触れ合わないと、同じオキシトシンのレベルを維持できない!とのことです。

さらに、普段からスキンシップを多くしていたカップルは、実際に触れたときにオキシトシンの分泌が高まるが、そうでないカップルは、触れ合ってもあまりオキシトシンは分泌されないとのことですので、普段からスキンシップをとっておくことが重要ですね。

 

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抱きしめることの重要性

よく息子と妻と「だいちゅき」といってハグをしているのですが(妻が息子としていて、私もいつの間にかやっていました笑)、この時間って、科学的にもすごく良い時間だったんだなと再認識しました。

やっぱりね、どんなに忙しくてもスキンシップって、すごく大事なんだな。

 

これから先、妻も子供たちも嫌なことがあったときは、解決策を一緒に考えるみたいなことも大事ですけども、ただただ抱きしめるということもちゃんとしていきたいですね。

 

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「手の治癒力」を読んでみて今後どうする?

メカニズムとか難しいことはさておき、触れ合うということにはものすごい力があるということだけ理解しようと思います!笑

妻や子ども達と、触れ合って、ハグして、スキンシップをとっていきたいなと。

そうやって絆を強くして、信頼関係をつくりたいなぁ。

何があっても家庭だけは絶対に安心できるという場所を作りたいんです。

あと、何かと体がこっている妻のマッサージももっとしてあげないとなぁ。指が痛いんで道具があればとは思っていたんだけど、自分の手で、自分の手の力を使ってみよう!

 

 

 

‐‐‐以下 本の紹介です。

 

あらすじ

↓↓↓

私たちは、自分自身の身体に手を当て、撫でさすり、皮膚を手で刺激することで感覚を覚醒させ、「体」を「心」へとつなげ、さらには「頭」と「心」をつなげようと無意識のうちにしているのである。「手当て」の原点は、人間が自然にしている、手を使って全体のつながりを回復させようとする行為にある。自分の体にふれ、他人とふれあうことが、心と体のバランスを取り戻し、心身を健康にするために最も有効である。痛み、疲労、不安、抑うつ、PTSD、高血圧、孤独感などなど。現代人の心身の不調は「手」で癒せる!

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます。