「女子大生、オナホを売る。」
おはようございます。
つい先日、「女子大生、オナホを売る。」を読みました。なかなかすごいタイトルだなと気にはなっていたのですが、しばらくアマゾンで買うと定価以上の値段がついている状態でした。
なかなかの人気で、やっと価格が落ち着いてきたので、購入して読んでみることにしました。
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いったいどんな本なんだ
女子大生がオナホDC2という会社を立ち上げて、自ら開発したオナホをAmazonランキング4位にまで育てるまでのお話。
事業領域の選定方法、インサイトの発掘方法、商品コンセプトの極意などが書かれていて、大変興味深かったです。
まぁ私自身、なにか商品を開発してみたいとか、そういった興味があるわけではないですが、あまりの強烈なタイトルに惹かれ、興味を持ってしまいました。
ここからは、本の中で私がなるほどなぁと感心したことだけピックアップしていきます。
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事業領域の選定方法
オナホ領域を選んだ理由の一つに、「クリエイティブで勝負が決まりやすい領域なのに、コンセプト力で参入できる余地があったから」としています。
どういうことか。その市場で売れている商品の強みが「実用性がある」といった明確なものではなく、なんとなくとか、パッケージのデザインとかいうクリエイティブなものに起因しているということです。
オナホは、正直、違いなんてわかりません。どういった基準で選んでいいのかもよくわからない。そういう領域です。つまり、消費者の感覚で、「なんとなくいいな」と漠然と売れる市場に、明確なこれを買う理由をもつコンセプト力のある商品を投下すれば、勝率をあげることができると考えたそうです。
なるほどなぁ。私自身オナホって買ったことないけど、確かに買うとしたらどうやって選んでいいのかわからないよね。違いもよく分からない。
なんだか非常に納得感がありました笑
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「少し冒険」でき「欲求が深い」領域を選ぶ
大型家電などの大きな買い物は、値段が高い分、絶対に失敗したくないという消費者の気持ちがあります。だから、安パイなよく知っているメーカーを選びがちです。こういう領域では新規参入では勝ち目がありません。
一方、「失敗してもいいから、面白そうなこの新商品を試してみよう」と顧客が冒険したくなるような商品ジャンルは、コンセプト力の高い新規商品との相性がいいとのこと。さらに、「欲求が深い市場」であればなおのこと。
欲求が深いとは?
三大欲求といえば、「食欲」「睡眠欲」「性欲」ですが、最近では「承認欲求」というものもあります。「承認欲求」といえば、簡単に言えばドヤれる、ドヤ顔をしていきたいい。そんな感じでしょう。
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オナホは、性欲にかかわる欲求の深い領域でかつ、冒険したくなるような商品ジャンルということですね。
確かに、この領域で、コンセプト力の強い商品を明確に打ち出したら、新規参入でも勝てる可能性は感じました。
また、オナホだと、これから上場しようとか、老舗のメーカーとかだと、コンプライアンスとか、クレームとかがあって、なかなか新規参入しにくそうですし、なかなかそういう意味で面白いなぁと思いました。
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成功のためのインサイト発掘方法
そもそも「インサイト」って何?
「洞察・発見・直感」のような意味を持ちますが、マーケティングにおけるインサイトとは、消費者の購買行動の根拠や動機のことです。 しかし、通常の根拠や動機とは異なり、「消費者自身も気づいていない」というのが大きなポイントです。とのことでした。
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インサイト発掘の目的
顧客の気持ちを、顧客以上に理解して、彼らすらも気づいていない悩みをかわりに見つけてあげることです。
彼らすらも気づいていない悩みに対して、先回りして解決策を提供するのがコンセプトであり、事業なのです。
”インサイトを発掘するためには、
- 自分には、多かれ少なかれ思い込みがあることを心がける
- 欲求を深堀しながら、仮説を表にしていく。
- インタビューをするための事前準備をする。
- インタビュー前半では、傾聴に徹する。
- インタビュー後半では、自分の仮説を検証する。”
これらのことが必要であるとしています。
ただ目を引くようなタイトルとかキャッチコピーをつけるのではなくて、しっかり法則みたいなものがあって、なんとなくではなく、理論に基づいてインサイトを発掘しているのだと思いました。
こういうことって直感でやっていそうですよね。面白い。
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この本を読んで感じたこと
いい結果が出ている人をみると、なんとなく、頭が良くて、要領が良いんだろうなぁと勝手に感じてしまいがちです。しかし、やっぱり勉強でも仕事でも結果を出す人は、やることやってるんですよね。
行動量、決断力、継続力、こういうことを自然にやっていて、小さな失敗を繰り返している。
本を読んでいて、この作者のリコピンさんも行動量がすごいなと感じました。
詳しくは書かないですけど、普通マグロ漁船とか経験することはないですよね。色々経験を重ねているんだなぁと思います。
私自身、いくつになっても、こうやって試行錯誤しながら、もう年だからとか言い訳ぶっこいてないで、胡坐かいてないで、小さな挑戦を繰り返していきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた。