雨の日のダイヤ乱れについて
こんにちは。
今日はダイヤ乱れについてお話します。
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最近では、鉄道各社にTASC(Train Automatic Stop-position Controller)という定位置停止装置が導入されています。
これは近年のホームドアの設置にともない、確実に停止位置を合わせられるようにブレーキを制御する支援するシステムです。
運転士は、ホームドアにとめる技術は持っているはずですが、毎回毎回止めていたら神経がすり減ってしまいます。
そういった負担軽減のために、導入されたシステムです。今後のワンマン運転などの生産性向上のための一歩という見方もあるかもしれません。
TASC装置を導入することにより、より確実に停止位置に停止することができるようになりました。
ところがこのTASCもまだまだ完全ではありません。TASCはあくまで運転支援装置なのです。運転士が通常通りブレーキを取り始めてから、TASC装置に受け渡して、止めてもらうといった感じです。運転士がブレーキをかけなければ、普通にオーバーランします。
また雨の日は鉄の車輪と、鉄のレールなのでよく滑ります。運転士はその雨の具合や滑り具合を考慮してブレーキをかけるのですが、TASC装置はそこまでに至っていません。
速度のみを見てブレーキ力を決めて制御するので、車輪が滑り始めると対処できません。なので、雨の日は停止位置を直すことが多くなります。まだ人間の方が精度が高いというのが現状です。
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雨の日は電車は少し遅れがちです。
申し訳ありませんが、雨の日は電車が遅れがちです。日本の鉄道神話を壊すようで本当に申し訳ありません。
鉄の車輪と鉄のレールです。雨の日は滑ります。
まず、上り坂ですが雨の日は車輪が滑っていつものように走れません。ブレーキもいつもよりやさしく長めに取ります。結果、少し遅れます。
また混雑時には、必ずと言っていいほど、傘がドアに挟まり、ドアの開け閉めをするのでそこでも遅れがちです。
雨の日は電車も遅れがちですので、お時間に余裕を持っていただければと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
どなたかのお役に立てれば幸いです。