くりりんのブログ

気が向いたときに更新します♪

鉄道従事員としての愚痴・電車運転士からのお願い

今日は鉄道会社に入社してから分かったことについて話します。

私は、駅係員1年、車掌を1年ほど経験して現在電車運転士をしています。愚痴と皆様にお願いしたいことについて話します。

 

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駅係員時代びっくりしたこと!

一人のお客様にご案内しているときに、他のお客様が話しかけてくる!

どう考えたって、私今お客様と話をしているのに、その状況で答えられるわけないのに、どうして??と驚きました。

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汚物について

こんなにも世の中には平気で汚物を吐き散らかす人がたくさんいるのかと驚きました。一人二人とかたまにとかではなく、男性女性関係なく洋服も汚物まみれ、下手したら髪の毛にまで汚物が!なんて光景はちょこちょこお見かけしました。

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質問について

お客様の質問はほぼ意味不明です。どこどこにいきたいんだけど、どれに乗ればいい?とかって感じで聞いてくることはほとんどありません。

どれ乗ればいい?とか、どれが早い?とか、初対面ですし、あなたがどこに行くのかさえ分からない状況で答えを求められます。聞き直すと怪訝な顔をされます。質問力のある人はそもそも自分で調べているようですね。

 

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車掌時代

人が放送をしているときにガンガン話しかけてくる。しかも質問の内容は放送している内容だったりする。これはなかなかストレスでした笑

 

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電車運転士の愚痴

本題に入ります。

 

運転士の飲食に不満がある方へ

電車運転士は責任のある仕事ですが、仕事そのものは単調です。勤務時間も極めて不規則なため、常に時差ボケ状態であり、頻繁に眠たくなります。

そのため、コーヒーを飲んだり、ガムをかんだりして眠さ対策をしています。

ところが!!

すぐに、運転士が仕事中に飲み物を飲んでいるとか、

ガムを噛んでいる!とか 

クレームが入ります。深夜まで運転して、3,4時間の仮眠時間で、トイレもいけない状態、ご飯も何も食べていない、かなりの寝不足で運転しています、それくらい許していただけないでしょうか。

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よくうたたねしている動画がアップされたりしますが、あれは擁護できません。しかし、動画をアップするのではなく、もしよければ起こしてあげてください。

まぁでも確かに舟をこぐような状態でいるのは運転士として職責を全うしていないので、処分等仕方がないのかなとは思います。

 

泥酔されているお客さまへ

あとホームで寝そべっていたり、回送電車に酔っぱらって乗り込んで来ようとしたり、

電車の中で寝て起きなかったり、したときに、「大丈夫ですか?」とお声をかけさせていただいておりますが、はっきり言って、大丈夫ですかに対して、大丈夫ですっていってそのまま寝ようとしたり、されるのは困ります。

危険なのでどいてほしいという意味で、やんわりと「大丈夫ですか?」と聞いているのであります。

 

ホームで具合の悪い人、気分がすぐれない方がいらっしゃっる場合

緊急停止のボタンを押される場合があります。絶対に押すなというわけではありません。繰り返しますが、絶対に押すなというわけではありません。ですがあの緊急停止のボタンは、例えばホームから線路に人が落ちたとして、危険なので付近を走行する電車を止めるためのボタンなのです。ですから可能であれば、特に付近の電車を止める必要がないのであれば、緊急停止のボタンではなく、駅係員を直接あるいは、ホーム上にインターホンがあるので、そちらからご用件をお伝えいただければと、大変助かります。

 

カメラを取られる方へ

お願いです。フラッシュは絶対にたかないでください。本当にお願いします。夜間は瞳孔が最大限に開いております。その状態でフラッシュをくらうと普段の数倍まぶしいですし、何かあった場合に対処できません。フラッシュをたかれたため、緊急停止しました。っていうわけにもいかないのでどうか、どうかご協力をお願いします。

 

汚物をはかれる方へ

できれば車内では吐かないでいただきたいのですが、もし吐かれる場合は、座面、ドア、連結面間のあの幌(車両と車両の間のところです。つなぎ目になっているところ)は避けていただき、床に思い切って吐いてください。

座面は水分を吸うので処理が大変です。ドアに吐かれますとドアは開け閉めするので、吐しゃ物が奥の方へ奥の方へ入っていき、ドアの故障に繋がります。連結面間は最悪です。掃除しようにも、あの重い踏板をあけながら掃除しますので、汚物と顔が接近します。大変です。床であれば、木くずのようなものをまいて水分を吸収しながら、顔と汚物を接近させることなく処理ができます。どうかお願いします。

 

乗換案内を確認される方へ

どうか行先をおっしゃってください。行先がわからないと私たちも答えようがありません。〇〇へ行きたいんだけどがない状態で、これ止まる?とかどれがはやい?についてはお答えしようがありません。

また、乗務員は運転するのが仕事なので、長い質問や答えるのに時間がかかる質問にお答えする時間がありません。答える間に信号が出て出発しなければならなくなります。

 

動画撮影をする方へ

動画での撮影は正直に言って気分の良いものではありません。悪いことをしていないなら平気なはずだって思いますでしょうか。

考えてみてください。普通にデスクワークしていたとしてもずっとPC画面を動画でとられていたら、悪いことはしていなくても気が散るものではないでしょうか。

前面展望を撮る分には良いのですが、明らかに人を撮ってくる人がいます。これは正直不快です。できればやめていただきたいです。しかもYoutubeやTwitterにあげられていて、これを見つけたときは最悪の気分です。可能であればせめてモザイクを入れてもらえないでしょうか。

 

手を振ってくださる方へ

私は可能な限り手を振っていきたいです。ですがカメラを向けられているときは手を振らないようにしています。それはもしかするとそれがあとあとクレームに繋がるかもしれないからです。運転士が片手を話していたとか、言われると、大きな問題にまでは発展しませんが、面倒くさいことになるからです。

たまに、手を振り返したときに、見送りのお客様が手を振っていたという場合には、大変恥ずかしい気持ちになります。どうか温かい目で見てください。

 

今日は電車運転士として、どうかお伝えしたいことがありましたので、愚痴とお願いを書かせてもらいました。

気を悪くした方がいらしたら申し訳ありません。

 

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。