くりりんのブログ

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電車運転士の仕事とは

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関東の某鉄道会社で電車運転士をやっております。

今回は電車運転士の仕事についてお話したいと思います。

電車運転士の仕事とは、電車の運転をすることです。そのままですね。

採用ページとかでみると、お客様を目的地までお運びする仕事とか書いてあったりしますね。まぁそんな感じです。

この仕事は、仕事内容はシンプルですが、勤務体系がかなり独特です。

ダイヤに合わせて仕事をするため、出勤時間というものが基本的に毎日違ったりします。また、日勤でその日に帰れる日もあれば、泊り勤務で5時間前後仮眠して、起きて乗務して終わりといった感じでかなり不規則です。出勤時間も退勤時間も分単位で決められています。

例えば、今日は8:28出勤で終わりは19:34、明日は泊りで11:39出勤で終わりは翌日10:02といった具合です。ほぼほぼ変形労働時間制をとっている会社がほとんどではないかと思います。

また、泊り明けセットで二日分働いたことになります。明けの日は終われば、そのままどこかに遊びにいったり、買い物に行けたりするのでそこはメリットかもしれません。

 

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異常事態

人身事故や車両故障に当該としてあたると結構しんどいです。最近は人身事故があった場合で、即死状態にあるときは、感染症などの理由から運転士は触らないようにといった雰囲気になってきています。以前は仏さんと体を探してまとめて線路わきに動かして、すぐに運転再開するといったことが行われていたようです。現在は、ほとんど消防隊に引継ぎ、警察の現場検証を行い、許可が出れば運転再開といった流れになっているように思います。警察の方は何人も同じ質問をしてきますし、お客さまからは罵声をほぼ間違いなく浴びせられますね。

そんな時は、動揺して二次災害を引き起こさないよう、タバコで一服する気持ちで、一呼吸おいて仕事に臨むようにと、先輩から教えられました。でも本当に一服はするなよと笑

私の場合は、タバコは吸わないので水筒のお茶、コーヒーをゆっくり飲んで、こころを落ち着けるようにしています。

 

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電車運転士になってよかったこと

  • お客様を目的地までお運びするという達成感を感じられる。自分が社会に役に立っているなぁと強く実感できる。
  • 何の仕事をしているの?と言われ、胸を張って仕事をいえる
  • 明けの日に用事が済ませられる。役所に行ったり、ちょっとした用事を休みの日以外にやることができる。これが地味に大きいです。

  • 人間関係になやまされにくい。基本的に自分の仕事をやればいいという部分があるので、その点はものすごく気楽です。

電車運転士のしんどいこと

  • 体内リズムが常に乱れる。仕事中は眠気との戦いだったりする。
  • 体力的にしんどい。ダイヤがあるので疲れたら少し休むといったことが自分で調整できない。
  • 将来性はあんまりないのかな。今の仕事+ワンマン運転(車掌業務もする)はただでさえ、体力仕事なのに正直つらい。体がもつ気がしない。
  • 常に監視されている。今はどこでカメラを向けられているかわからない、いつネットにさらされるかわからない。これはかなりのプレッシャーです。

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電車運転士はやりがいもあるし、仕事内容に不満は全くありません。ただしこれからの変化の時代にこの仕事に就くのは、ポータブルスキルもなかなか身につきませんし、リスクはあるのかなと思います。

私自身は運転士という職務経験を活かして、次のステップアップを目指していきたいと思います。具体的にはまず昇進・昇級試験をうけていきます。また職場の雰囲気としてDXとは程遠い仕事の仕方をしているので、その辺を改善していきたいという思いがあります。できれば、出向や他の部署に行って修行を重ね、DXといったら大げさになるかもしれませんが、デジタル化の推進に貢献していきたいと思います。

その辺はまた書きます。

最後まで読んでくださりありがとうございます!さようなり!