くりりんのブログ

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SAS(睡眠時無呼吸症候群)の診断や治療方法とその効果について!

今日はSAS(睡眠時無呼吸症候群)についてお話します。私は6年ほど前に睡眠時無呼吸症候群と診断されCPAP装置による治療を行っています。

 

電車運転士になると一年に一回ほど、睡眠時無呼吸症候群の検査をします。睡眠中の酸素飽和度を、パルスオキシメーターというもので測定して、仮診断します。SASの疑いがあると、病院にて確定診断することになります。以前からいびきがすごいとの指摘はされていたのですが、検査をしたところアウト!!でした。そこで、CPAP装置による治療を開始することになりました。

最初はめんどくさいなぁという気持ちでしたが、使ってみると明らかに睡眠の質が上がってよかったなぁという気持ちです。今ではCPAP装置なしでは眠れません。

 

以下は私の例ですが、お話させていただきます。

 

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病院の診断について

夕方・夜に病院に行きます。そして頭に電極をつけ、鼻にセンサーをつけるなどして、睡眠の測定を行い、実際に呼吸が止まっているか、睡眠時無呼吸症候群の診断を行います。

睡眠時無呼吸症候群の確定診断がされると、今度は治療法について説明があります。

私の場合、CPAPという治療法を行うことになりました。治療法が確定したら、また一泊お泊りして、CPAP装置を付けた状態で、呼吸や酸素飽和度が改善されているかを確認します。そこで圧力を決定し、治療を継続します。

治療ですが、基本的に対処療法であり、根本的に治すというものではありません。原因は色々ありますが、最も多いのは気道が閉そくすることにより、無呼吸になります。そこで圧力をかけた空気を鼻から送り込み気道が閉そくするのを防ぎます。

余談ですが、頭に電極をつけるためにワセリンのようなものをつけます。検査終了後、シャワー室等、貸してくれると思いますが、シャンプーを持参するなどした方が良いかもしれません。病院に確認してみることをお勧めいたします。

 

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SAS(睡眠時無呼吸症候群)の基準

呼吸が止まったり、浅くなったりする回数を、AHI(無呼吸定呼吸指数)と言います。睡眠の精密検査で、このAHIが1時間当たりに5回以上あると、SASと診断されます。

私を診断してくれた医師いわく、AHIが5ということは1時間につき5回、顔を叩いて起こされているようなものだと、それじゃあ深い睡眠は全然とれていないということでした。

私の場合はこのAHIが30をこえていたかと記憶しています。当時の診断書を紛失してしまったのであくまで記憶しかありませんが、かなりの重症だと、医師から言われたことを良く覚えています。

 

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※CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)とは、

機械で圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法とされています。

 

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CPAP本体

下の写真は私が使っているCPAP装置本体です。レスメドというメーカーのものです。CPAP装置というのは基本的にものすごく大型のものが多いのですが、レスメドのものは文庫本サイズくらいの大きさです。文庫本に重ねてみました。

正式名称は、「スリープメイトAirMini」だそうです。

 

CPAP装置一式です。これを装着します。

 

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CPAP装置による治療には毎月の通院が必要です。健康保険の適用となり、約5000円/月、費用がかかります。

通院は少し面倒くさいです。

私が使用しているこのレスメドのCPAP装置はスマホアプリとBluetoothと接続し毎日の結果を見ることもできますし、そのデータが病院に通信されます。病院やCPAP装置によっては、SDカードが入っていてそれを病院に持っていき結果を紙でもらうという体制をとっている場所もあります。

 

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CPAP療法により実際に良く眠れているのか

下の写真に概要レポートという睡眠の結果を載せてみました。

赤い枠で囲ったAHI(無呼吸定呼吸指数)というものが、1時間当たり0.7回となっています。治療前は30越えでした。睡眠時無呼吸症候群の基準がAHIが5以上です。数値的にも改善されています。

CPAP治療の結果(概要レポート)

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よく眠れていない、家族からいびきがうるさいと言われる方は、ぜひ睡眠時無呼吸症候群の検査をしてみることをお勧めします。

厚生労働省のe-ヘルスネットによると、

「睡眠時無呼吸症候群は、呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下するため、目が覚めて再び呼吸し始めますが、眠り出すとまた止まってしまいます。
これを一晩中繰り返すため、深い睡眠がまったくとれなくなり、日中に強い眠気が出現します。酸素濃度が下がるため、これを補うために心臓の働きが強まり、高血圧となります。酸素濃度の低下により動脈硬化も進み、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなります。さらに睡眠不足によるストレスにより、血糖値やコレステロール値が高くなり、さまざまな生活習慣病やメタボリック・シンドロームがひきおこされます。

1時間あたり10秒以上の呼吸停止が20回以上出現するような中等症・重症の睡眠時無呼吸症候群を放置すると、心筋梗塞・脳梗塞・生活習慣病・眠気による事故などを引き起こし、死亡率が非常に高くなるため、すぐに治療が必要です。」

とあります。ぜひ、検査と治療を検討してほしいなと思います。

www.e-healthnet.mhlw.go.jp

 

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おススメのCPAP装置

また旅行等に良く行かれる方は、私が使っている「スリープメイトAirMini」という装置一択だと思います。他の機器だとそれだけを持ち歩くだけでショルダーバック一つ持ち歩くようになると思いますので、これはかなり不便です。

空気を送り込む機器なので、空気のシャーシャーという音があります。音はスリープメイトAirMiniの方が若干大きいかなと思います。

 

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最後に

本日は睡眠時無呼吸症候群についていお話させていただきました。もう6年ほどCPAPを使っており、今では本当に欠かせないものとなりました。

最初は検査等、面倒くさいと思いますが、ぜひ一歩踏み出してもらえればうれしいです。いびきがうるさくて家族が眠れないこともなくなり、健康にもよく、日中の眠気がなくなり集中力が高まり、仕事やプライベートが充実すること間違いないと、私は思います!

ぜひ日中の眠気、いびきの指摘など、自覚症状がある方は検査、治療をご検討ください。

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。どなたかのお役に立てれば幸いです。それではまた!