くりりんのブログ

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変化を拒むもの


最近、仕事をしていく中で、もっとこうやった方が効率が良いとか、こうやったほうがみんなの負担が少ないとか、生産性をあげられるという考えが浮かんできます。

ですが、こういう風にやりたいと言っても、仕事のやり方を変えたくない人が一人でもいると、なかなか変えられません。

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世の中の変化が激しく不確実性が増していく中で、いちいち仕事のやり方を変えることに、そんな労力はかけてられません。

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鉄道会社でも、ワンマン運転、線路や車両の点検・保守、駅の遠隔化などを含む人員削減、などコストを下げる取り組みが急ピッチで進められています。

変化を拒む者は、必死で反対運動を行い、変化の速度を少しでも遅らせることに力を使います。

 

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なぜ変化が必要なのか

今は、VUCAの時代だと言われています。ちなみにVUCAとは、以下の4つの単語の頭文字を取った言葉です。

V=Volatility(変動性)

U=Uncertainty(不確実性)

C=Complexity(複雑性)

A=Ambiguity(曖昧性)

今の世の中って技術の進歩も早い、情報の伝達も早い、世の中が複雑に関わっていて、その中のちょっとしたことで簡単に流れが変わってしまいいます。

変動性が高くて、不確実で、複雑で、曖昧です。

つまり、今までのやり方をずっと守ってやっていく、そんな仕事のやり方では通用しなくなる可能性が高いです。

技術の進歩も早くて、情報の伝達も早いということは、今まで必要とされてきたサービスがあっという間に他のものに置き換えられる可能性が高いということです。

つまり私たちが仕事のやり方を守って、変わらなければ、あっという間に他のものに代替されることもあるということです。

 

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なぜ変化を拒むのか

比較的年齢が高くなるにつれて、変化を嫌がる傾向が強いように感じます。

私は年齢が上がるに連れて頭が固くなるというのは、半分本当で半分は嘘だと思っています。

多様性のない、変化の少ない社会で長い間過ごして来たということが大きいのかなと、考えています。それは今のようにたくさんの価値観がある前提であれば、こうあるべきだというものがそもそも生まれないのではないかと思うからです。

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私の親世代は、大人になったら一つの会社に務め、車を買って、結婚して子供が生まれ、家を買うっていう一つのパターンにはめて考える人ばかりです。

今は車なんて買わなくていいし、結婚してもしなくてもいい、家も賃貸で良いなど価値観が多様化しています。

外が変化しているのに、内のことしか見ない。内向きな思考により、変化する意味も見いだせないのです。

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変化することは、面倒くさいことです。その必要性を強く感じなければわざわざ変化しようと思いません。しかし、多くの人は外よりも内側のことしかみません。

どういうことか?会社に勤めていれば社内のこと、業界のことであったり、人間関係であったり、自分の所属している組織の内側にしか、興味がない人がほとんどです。

今社外でどういうことが起きているのか、どういう技術革新が起こっているのか、自分に直接かかわってくること以外アンテナがありません。本当に自分の目の前にやってきてからやっと気が付く。でもその時にはとても間に合いません。

私の職場でも、仕事の密度があがった、ワンマン運転?昔はよかったなぁといった感じで、内向きな思考からはただやらされる思考しかわいてきません。現状維持バイアスといって、人は現状を維持し同じこと同じやり方をやり続けることで安心します。

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高度経済成長時代にうまく行き過ぎたのかもしれない。成功体験から抜けられないのかもしれない。

だっていつまでも円安で輸出が増えて喜んでいる感じっていうか、自国の通貨が安くなるってことは本来自分の国が相対的に貧しくなるってことなのに、いつまでモノづくり日本! Japan as Number Oneみたいなこと思っているんだろうか。

 

 

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変化しないことの問題点

変動性が高くて、不確実で、複雑で、曖昧な世界に生きる上で、変化できなければ生きていけません。変わらなければ淘汰されるのです。

学校教育にしても何でも、最もできない人に合わせるという風潮があると思います。

少なくとも私の務めている会社はそうです。新しいやり方を導入しても、あの人はこのやり方ついてこれないよなっていう話になります。

あの人に合わせて仕事のやり方が決まります。仕事を効率的に効果的にやろうと、仕事にフォーカスするのではなく、あの人という人にフォーカスして仕事のやり方が決まるという傾向があります。

 

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変化をする者

変化をする人はどんどん変化して成長していきます。どんどん進んでいきます。

変化を拒む者とは、その差がどんどんと開いていきます。その差が格差として収入にも表れてくるのではないでしょうか。

 

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私はどうする?

私は変化を受け入れてどんどんと変化して成長していきたいです。

この先何があるかなんて絶対にわかりません。ですけど、何があっても大丈夫なように力をつけておきたいなと、大丈夫な体制を作っておきたいなと思います。

大切な家族を守っていくためにも。

内側に向きがちな思考を外側に外側に向けるように、例えば海外旅行に行ってみるとか、社外の人たちと積極的に関わってみるとか、普段とは違った刺激を意識的に受けるようにした方が良いのかなと思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

どなたかのお役に立てれば幸いです。