くりりんのブログ

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夫から見た不妊治療(タイミング、人工授精、採卵・顕微授精)

おはようございます。

 

夫から見た不妊治療ということで、記録も兼ねて書いていきたいと思います。

私には現在妊娠中の妻と4歳の子どもがおります。

一人目のこどもは普通にすぐ妊娠できましたが、二人目の子どもがなかなか授かりませんでした。

ですが、タイミング、人工授精、顕微授精と不妊治療を行い、妊娠することができました。不妊治療について、女性目線で発信されている方はたくさんいらっしゃいますが、夫目線での発信というのはあまり見ないので、記録も兼ねて、どなたかのお役に立てればと思い、今回は書いていきたいなと思いました。

まず長男が生まれてから一年後くらいに妊活を開始しました。そこから一年くらい経って、妊娠しませんでした。

そこでクリニックに通い妊活を開始することにしました。

 

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不妊治療の説明会に参加

妻と一緒に不妊治療を開始することになるクリニックで不妊治療に関する説明会に参加しました。

パンフレット代だけ確か500円とかそんな感じのお金を払ったような気がします。この辺は少し記憶が曖昧です。

 

顕微授精について。

女性から卵子をいくつか採取して、そこから精子を振りかけるのではなく、生きのよい精子を直接卵子と受精させて、何日間か成長させて、うまく成長していったものを冷凍して、それを良い感じに解凍させて、子宮に戻すそんな感じの説明を受けたように思います。ざっくりしていますが、こんな感じだったかなぁと記憶しています。

子宮に戻すのもタイミングとかが難しい、とかなんとか詳しい説明がありましたが、とにかく、採卵に関する妻の負担が大きすぎると思い、これは無理だ!と思いました。

 

採卵の何が負担が大きいか

これはですね。時と場合によりますが、妻が自分で、自己注射をしたりするのも大変だと思いました。短い針の注射と普通に結構長くね?という注射を、脇腹の下の方とかに2週間とか毎日やっていく。。。こんなの大変すぎるだろと。

そして、卵子をいくつも育てていくので体調の変化も大変そうですし、何より、採卵って、ちょっとした手術で、凄く細い注射器のようなものを卵巣にさして、卵を取り出す。こんな説明を受けて、うわぁ絶対無理だと思いました。

私自身説明を聞いて、ないはずの卵巣、子宮がものすごく痛み出したことを覚えています笑

妻はこんな話をしたら失笑していましたが、ちょっとこれは私たちにはできそうにないよね。という話にいったん落ち着きました。

 

顕微授精による妊娠について

今では考え方が変わったのですが、顕微授精による妊娠について、なんとなく試験管ベイビーというか、抵抗感がありました。科学の力により子供を授かるってことに対して、言葉で言うのは難しいのですが、違和感というか、倫理的にどうなんだろみたいなことを感じてしまいました。

これは偏見じゃない?と後から思って、考え直すことになります。

というのも、そもそも人間は科学の力によって発展してきた部分があるわけで、間違いなく私と妻の子どもなんだし、胸を張っていいだろと、いつの間にか考え方が全く変わっていました。

 

ここからが不妊治療の開始です。

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タイミング療法

基礎体温や超音波検査、尿中LH検査などを参考にしながら排卵日を予測し、効果的な性交渉のタイミングを指示されます。

妊活の最初はここからスタートしました。まず妻がクリニックに通って、不妊の検査をして、不妊に原因があるのかを確認して、特に問題がないということでタイミング療法をとることになりました。

大体6か月くらいやったんですかね。ここも記憶が曖昧なのですが、ここで妊娠できなかったので、次のステップに移りました。

 

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人工授精

人工授精って何?(以下引用)

人工授精の主な仕組みは、動きの良い精子を集めて排卵のタイミングで子宮のなかに送り込むというもの。このように、精子のみを取り扱っているという点が、体外受精や顕微授精などの生殖補助医療技術(ART)の不妊治療とは違うところで、精子を子宮へ送り込んだあとは、受精と着床が進むのを待ちます。

つまり、人工授精による妊娠では、その後の「受精」は、卵子精子の力にゆだねられており、性交障害や精子に異常があるとき、もしくは、原因不明不妊などタイミング法では授からない場合などに行います。

www.elevit.jp

人工授精の時の精子は、私が自分で精子を出してそれを、容器に入れて、妻にクリニックまでもっていってもらう。それを使って、人工授精を行うといった感じでした。

精子はできるだけ人肌の温度に保っておかないと簡単に死んでしまうということでしたので、妻がその容器を胸に挟んで持って行っていました。

この時容器の蓋がしっかりしまっていないと大変なことになります笑

何度も蓋を占める角度が正しいか、ちゃんとしまっているかを確認していたことを覚えています笑

 

そして!

人工授精を3,4回やったところで一度妊娠します!やったぁ。喜んだのもつかの間、心拍が確認できず、妻が出血を確認し、流産となりました。

こういうのは非常にメンタルが削られます。ここで一回休みと言いますか、安全上の理由で一か月間は妊活ができなくなります。

早く子供が欲しい我々にとっては、これも少し不安な気持ちになりました。

それでもあきらめずに人工授精を続けていきました。通算で6,7回やりましたが、妊娠することはできませんでした。

 

ちなみに、私(男)の方の精子の運動量、奇形率などがわかるのですが、私の精子は調子が悪いらしく、通常での妊娠は難しい状態でした。

人工授精なら妊娠できる可能性は十分にあるということでしたが、一度、精密検査を受けに行きました。

クリニックで診察を受けに行き、先生に呼ばれたと思ったら、「それではパンツを下ろしてください」といきなり言われて、先生の前でパンツを下ろしました。

なんとなく恥ずかしかったです。

玉袋の方を超音波検査してもらい、とくに問題はないとのことでした。

 

人工授精も6回やって妊娠できなければ、次のステップに行く目安とされていましたが、ついに私たちも次のステップを考えなければならないところまできました。

 

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採卵・顕微授精

不妊治療を開始してから、まさか顕微授精に進むとは正直思いませんでした。

一人目は簡単に授かったので、二人目も簡単に妊娠できるかと思っていました。

一つここで朗報がありました。それは菅元総理による、不妊治療の保険診療が開始されたことです。

これは私たちの背中を押しました。

最初は、こんなに大変そうな採卵・顕微授精なんてとてもできるわけがないと思っていましたし、費用的にも厳しいよねという状況でした。

ところがどうしても、もう一人子供が欲しいとあきらめきれず、採卵・顕微授精へと進むことに夫婦で話し合って決めました。

でもこれがね、やはり大変なのよね。

 

採卵をするのは、やはり大変そうでした。というのも私はなにもできません。

妻がクリニックに通い、検査をして、自己注射を毎日しっかりして、大変な作業をして、無事卵がとれればいいですが、本当にとれるかはやってみないとわかりません。

この実るかわからない状況で、努力するということが非常に不安ですし、大変なことだなぁと思います。

そもそも子どもを預けることができないけど、子どもはクリニックに連れてきてはいけないとか、そういう状況で、私も泊り勤務で都合がつかず、クリニックに通うということだけでも大変です。

顕微授精のステージになるとかなり頻繁にクリニックに通います。これが大変でした。いきなり明日とか、休めないんですよ。大変です。私の母や義母にも協力してもらいながら不妊治療を行っていました。

 

採卵の日は、私も仕事を休んで義母にも来てもらって、無事終了。卵が7個も取れて、そのうち6個が無事受精卵として使えることになりました。

ここまでやって卵がとれませんでしたとかってことも、普通にあることらしいので、この時は安心しました。素直に努力が報われてよかった。

不妊治療って、本当に努力が報われるという性質のものではないので、これは精神的に削られるというか、自己肯定感がめちゃくちゃ下げられるものだと思います。そういったところがつらいところなんじゃないかなと思いました。

 

そのあと、その受精卵を子宮に戻して、行くのですが、私たちの場合はこれが2回目で無事妊娠することができました!

 

そして今月(2023年7月21日予定)に出産予定となりました。

ここまで本当に道のりが長かった。私(夫)は、本当に大したことはしていません。

おいっ。

 

今のところ、おなかの中の子どもも順調に成長しているようで、嬉しいです。

私も2児の父になるんだなぁと感慨深いです。

不妊治療は約半分が男性側に原因があるそうですが、なんとなく女性に原因があるようなイメージありますよね。男性に原因があっても、苦労するのは女性なんですよね。

結局。妊娠するってことをなめていたのかもしれない。これはものすごいことなんだな。

すごいよ。すごいことだ。と、語彙力のなさを露呈していますが、すごいとしか言えません。

 

しかし、妻が本当によく頑張ってくれました。ここからは私も頑張って一緒に子育てをしていきたい。明るく楽しい、笑いの絶えない家族にしていきたいな。

あとはもっと、妻にやさしくしないと!

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

どなたかのお役に立てれば幸いです。

それではまた。